THE MIST

監督:フランク・ダラボン
原作:スティーブン・キング

最後まで全くダレなかった。B級映画のお手本といった感じです。ホラーに抵抗の無い人は見て損はないと思う。
ディセント以来の当たり。さすが「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」の監督。キング作品との相性抜群です。

だらだらとした前振りもなく、すぐに怪異が発生。それでいて登場人物の紹介もきっちりこなしているあたり、監督のセンスを感じます。
やってくるバケモノも怖いけど、本当に恐ろしいのは恐怖に当てられた人々。
かなり誇張されてるようにも感じたけど、狂気に侵されていく人々の描写は本当に怖かった。お互い見知った人ばかりのはずなのに、あそこまでできるものなんだろうか。。

キング原作ということで、主人公父子の関係の描写はすごく良かった。理想の父親像です。子供ができたらああなりたい。
だからこそラストの描写が際立つわけですが。。
あのラストは監督が考えたものなんだとか。正直監督の正気を疑いました。思い付いてもやらんだろ。そんなラスト。
でも現実的とも思う。下した決断には常に責任が伴うものだし、それがどんなものでも受け入れざるを得ない。受け止めきれるかは別問題だけど。。

余談
オープニングのお遊びにはニヤリとさせられました。
そのためだけに、主人公の職種決めたんじゃねーの?笑



原作。ラストが違うらしい。

スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー)


この3本がキング作品だって知らない人多いよね。


ショーシャンクの空に



グリーンマイル



スタンド・バイ・ミー


父子つながり。久々に読みたくなってきた。
ローランドとジェイクの関係が好きです。


ダーク・タワー ガンスリンガー