バタフライ・エフェクト

たった一羽の蝶の羽ばたきが、地球の裏側で嵐を起こすこともある。
                 − カオス理論 −


バタフライ・エフェクト


主演:アシュトン・カッチャー
男前である。
男から見ても文句なし。
世界でもっとも美しい50人に選ばれたことがあるのは伊達じゃない。
人柄もいいみたい。
ショウビズ界に入ったきっかけのひとつが、弟の病気の治療費を稼ぐため。

こういうステキな人を見ると、つい自分と比べて一旦凹み、いいところはパクって吸収してやるぜ!って前向きな気持ちになります。


さて、映画に話を戻します。
でもネタバレだらけなので念のため伏せますね。


主人公のエヴァン。
日記などを媒介して過去の自分にタイムスリップ(憑依?)し、過去に干渉することができる。
その能力を利用し、過ちを正そうとする。
始めは自殺してしまった初恋の幼馴染みを助けるため、その能力を行使していたのだが、彼女を救えば他の誰かが不幸になり、その不幸が彼女にもふりかかる。そちらも救えば今度は他の誰か、もしくは自分が不幸になる。。
そんな悪循環に陥り、やがて追い詰められた彼は最後の決断を下す。。
¨全ては彼女を救うため¨
過去を変えても記憶を保ち続ける彼にとって、それはとても苦しい決断だった。。


始めは己の欲を達成する¨初恋の幼馴染みを救い、想いを遂げる¨ことが目的だったエヴァン。
それが追い詰められたとはいえ、彼女のためだけを想って下した決断は、もの悲しい余韻を残す印象的なラストだった。
¨相手が幸せであればそれでいい¨というエヴァンの気持ちは大いに共感できた。
僕自身にそう思える相手がいるからなおのことそう感じるってのはあるんだろうけどね。


しかし、映像特典の別END二種。あれはどちらも全てを台無しにする最悪なENDだわ(笑)
ほんと採用されなくて良かった。


噂を聞くと2はどうも駄作らしい。
主役が自己中心的に能力を行使するんだとか。。
一応自分の目で確かめたいところなので、余韻が台無しにならないよう、時間を開けて観ることにしよう。

バタフライ・エフェクト2